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改質アスファルト系シート防水/常温粘着工法 ガムクール防水

改質アスファルト系シート防水とは?

改質アスファルト系シート防水 常温粘着工法とは、裏面にゴムアス系粘着層のついたルーフィングを貼り付け転圧し防水層を形成する、貼る工法です。

品質管理された工場において、シート状に製造されているため、物性・寸法(厚さ・幅・長さ)などのばらつきが少なく、均質な防水層を形成します。

材料の種類と特徴

1.常温粘着工法は、粘着層付シートの剥離紙を剥がし下地に貼り付ける工法であるため、施工時に大きな火気は使用せず、臭気も少ない工法です。

 

2.粘着層に用いているゴムアスファルト層は様々な下地に対して接着が可能です。

 

既存防水層別 プライマー選定表

コンクリート・モルタル

アスファルトプライマーまたは水性プライマーAS

露出アスファルト防水

リベース

ウレタン塗膜防水

OTプライマーA

塩ビシート

VT プライマー+速硬化OTプライマーMブルー

加硫ゴム系シート防水

水性プライマーAS

 

  • 加硫ゴムシートは状況により撤去が望ましい場合があります。
  • 塩ビシートの溶接棒等凸部は撤去します。
  • 既存がシート防水機械的固定工法の場合は適用できません。
  • 下地の種類、劣化状態により適応できない場合があります。事前に接着試験を行って確認してください。

 

3.アスファルト系防水材料かかぶせ工法を採用することで防水層の耐久性向上が見込めます。

 

「かぶせ再生工法」 による防水層の耐久性向上

アスファルト系の積層防水層は、雨水や熱・紫外線、 躯体の挙動、 コンクリートのアルカリ成分等の影響により、 表層と下層から劣化が進 行していきます。 「かぶせ再生工法」 は、 既存と新設の防水層が相互に劣化因子を抑制する働きをすることで、 新旧が一体化した防水層全体の耐久性が向上します。

 

メリット どんなケースに適している?

1.既存が露出アスファルト防水である

アスファルト系防水はかぶせ工法を採用することで、耐久性の向上が期待できます。

2.施工時の溶剤臭を抑えたい

常温粘着工法は溶剤臭のある材料をほとんど使用しないため、臭気に配慮した工法です。

※既存下地によっては、弱溶剤プライマーを使用するケースがございます。

3.できる限り火気を使用したくない

常温粘着工法は施工時に大がかりが火気を使用しないため、火気使用制限のある現場に対して有効です。

4.防水層のグレードを選びたい(複層防水の選択もしたい)

アスファルト系防水工法は単層仕様(1層防水)と複層仕様(2層防水)を選ぶことができます。

一般的なシート系防水材料は単層仕様のみとなりますが、既存防水層の状態を考慮し新規防水層のグレードを選ぶことが可能です。

工法のラインナップ例

改質アスファルト系シート防水

常温粘着工法

常温粘着工法は、単層仕様と複層仕様がございます。

複層仕様については、接着工法と機械固定工法に分かれます。

 

 

 

 

単層仕様

下地に対して、ルーフィングを1層施工する工法です。

※改修工事にて、既存防水層へのかぶせ工法の際に採用が可能です。

(新築工事や改修工事既存撤去工法でのご採用はいただけません)

複層仕様

下地に対して、ルーフィングを2層施工する工法です。

複層仕様には接着工法、機械的固定工法に分かれ、さらに接着工法は「密着工法」「通気絶縁工法」に細分化されます。

 

 

複層仕様の接着工法

密着工法

2層とも全面粘着層付ルーフィングを貼り付ける工法です。

下地に対し、密着工法となるため、漏水が発生していないなど、既存下地が水分の少ない場合に有効です。

通気絶縁工法

1層目は通気層のある粘着層付ルーフィングを貼り、

2層目に全面粘着層付ルーフィングを貼り付ける工法です。

1層目には通気層があるため、下地に対し、絶縁工法となるため、既存下地が水分の多い場合に有効です。

脱気筒を設置することで、防水層の膨れを抑制します。

複層仕様の機械的固定工法

1層目に粘着層のない緩衝シートをディスクとアンカーにて機械的に固定し、

2層目に粘着層付のルーフィングを使用する工法です。

下地種別や状態にほとんど影響を受けないため、改修工事で多く採用される工法です。

ただし、規定以上のアンカー固定強度が必要となるため脆弱な下地に対しては採用ができません。

また、アンカー固定時には音と振動が伴います

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